本物のアンチエイジングサプリの選び方 | おすすめサプリ、エイジングケア成分、老化の原因、始めるタイミング

近年、加齢のメカニズムが徐々に明らかになってきたことで、40代・50代を中心に注目されているアンチエイジングサプリ。しかし、アンチエイジングサプリといっても配合されている成分はサプリメントによって大きく異なります。

本記事では、エイジングケアが期待できる成分ごとの特徴と、おすすめのサプリメントについて詳しく解説します。

そもそもアンチエイジングとは？

アンチエイジングとは、老化を防いで若々しさを保つことです。エイジング（aging）は老化や加齢を指し、アンチ（anti）は抗うことを意味します。この2つの単語を組み合わせてできた言葉がアンチエイジング（anti-aging）です。

アンチエイジングという言葉は、美容面と健康面の双方で使われます。肌のターンオーバーに変化が起こる20代後半の若年層から、いつまでも心身ともに健康で過ごしたい高齢層まで、幅広い年齢層の要求を表すものです。

アンチエイジングが期待されている成分

アンチエイジングに効果がある成分にはどのようなものがあるのでしょうか。現在、アンチエイジングについては美容・健康の両面からさまざまな研究が続けられ、効果があるとされている成分がいくつかあります。

以下で、アンチエイジングへの効果が期待される成分を紹介します。

NMN　　

NMN（ニコチンアミドモノヌクレオチド）は、ビタミンB3に含まれる成分で、生物の体内で普段から生成されているものです。NMNは体内でNAD+を生成します。そのNAD+が若返り遺伝子と呼ばれるサーチュイン遺伝子を活性化させるため、エイジングケアの役割が大きく期待されています。

ただ、加齢とともにNAD+の生成量は減少し、そのことが身体機能・認知機能の衰えにつながるのです。最近では、NMNをサプリや点滴で摂取でき、NMNの摂取による体力や集中力の向上、肌の若返りなどの効果が報告されています。

参考文献：慶応義塾大学「世界初 抗老化候補物質ＮＭＮを、 ヒトに安全に投与できることが明らかに」

レスベラトロール　　

レスベラトロールはブドウに含まれるポリフェノールの一種です。レスベラトロールは強い抗酸化力を持ち、酸化による細胞の損傷を防ぐ効果があります。また、肌の弾力維持やしみ予防、血流の改善などにも効果を発揮するのです。レスベラトロールは、安定した分子構造の「トランス型」と、不安定な分子構造の「シス型」の2つの型に分類されます。サプリメントに使用されるレスベラトロールの多くはトランス型です。

ウロリチン 　

ウロリチンも前述のサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)を活性化する成分のひとつです。

ウロリチンは、ザクロやナッツなどに含まれる主要ポリフェノールであるエラグ酸が、腸内細菌によって腸内代謝物に作り変えられたものです。ウロリチンには、肌質の改善や育毛促進など、さまざまな効果が確認されています。ただ、エラグ酸からウロリチンが産生できるかは、腸内細菌叢の状態に左右されます。また、普段の食事から十分な量のウロリチンを摂取することは困難であるため、サプリメントによる効率のよい摂取がおすすめです。

コエンザイムQ10　　

コエンザイムQ10の持つ効果は、コラーゲンを生成する細胞の活性化と、肌のターンオーバーの正常化です。コエンザイムQ10は肌のアンチエイジングに重要な役割を果たす美容成分だといえます。他にも、エネルギーを作り出す効果による疲労回復や、軟骨細胞の活性化による関節痛の改善など、その効果は多岐にわたります。コエンザイムQ10は体内のいたるところに存在しますが、20歳前後から減少し始めるため、食事やサプリメントでの摂取が大切です。

コラーゲン・プラセンタ 　

コラーゲンは、骨や皮膚などの結合組織に存在し、身体の機能維持に重要な役割を果たしています。コラーゲンの効能は主に、肌の弾力や潤い保持・骨の形成・関節の動作補助・筋組織の形成の4つです。骨や筋肉、関節など常日頃から使う体の機能を維持するために重要な成分ですが、体内のコラーゲン量は加齢に伴って減少します。サプリメントや健康食品で十分な量を補うことが推奨されます。

アンチエイジングの分野

アンチエイジングは、見た目の美しさや若々しさの維持を目的として、美容分野でいち早く取り入れられた言葉です。

一方、体形や行動を含めた見た目の若々しさには肉体の健康が関係するため、医療分野にも大きく影響しています。前述の通り、アンチエイジングは抗老化を意味し、見た目を若々しく保つだけでなく、健康に長生きすることも目的の1つです。病気を予防し、元気に年齢を重ねるためのアンチエイジング医学は、健康な人のさらなる健康を支える予防医学として、内科・外科・歯科・皮膚科などさまざまな領域で注目されています。

アンチエイジングを始めるタイミング

アンチエイジングのためのケアはいつから始めてもよいのですが、おすすめのタイミングは肌のしみや弾力低下が起こり始める20代後半です。ただ、見た目の衰えや老化の感じ方は、人によって異なります。なんとなく感じるくすみや、うっすらと出たほうれい線など、エイジングのサインは放っておくと深刻な問題に変化します。サインに気づいたときが、アンチエイジングのためのケアを始めるタイミングです。

老化の原因

老化には4つの原因があるとされています。それは「NAD+の生成量」「細胞の酸化」「加齢による糖化」「紫外線による光老化」です。

以下で、これらについて1つずつ解説します。

NAD+の生成量の減少

上図の通り、NAD+の生成量は30代から減少します。ここまで説明したようにNAD+は老化プロセスを調節する働きを持つサーチュイン遺伝子の活性化に役立ちます。サーチュイン遺伝子の活動が鈍ると、細胞修復の速度が鈍化し、老化の加速につながることになるのです。

加齢によるNAD+の減少自体は抑えることができないため、NMNサプリメントの摂取などによるケアが必要です。NMNは野菜やフルーツなどにも含まれていますが、食事だけで1日の必要量を摂取するためにはブロッコリー4,800房を食べる必要があるため、現実的ではありません。

細胞の酸化

細胞の酸化とは、一言でいうと活性酸素による細胞のサビつきです。活性酸素とは、体内の酸素が通常よりも活性化したものです。過剰に生産された活性酸素は細胞を傷つけ老化を加速させます。

活性酸素は、ウイルスや病原菌から体を守る免疫機能として、重要な役割を果たしています。一方、ストレスや加齢が原因で活性酸素が過剰に生産されると、体内の抗酸化能力が追いつかず、細胞の酸化が起きてしまうのです。

加齢による糖化

加齢によるたんぱく質の糖化は、AGE(終末糖化物質)によって引き起こされます。AGEがたんぱく質と結びつくことで糖化させ、その機能を衰えさせるのです。人間の体は多くの部分がたんぱく質からできているため、糖化によって肌のコラーゲンが破壊され弾力を低下させたり、骨や脳の機能に悪影響を与えたりするなど、深刻な健康被害が考えられます。

糖化は加齢によって起こりやすくなる現象です。また、AGEは血中の糖度が過剰になったときに作られる物質であり、糖分が多い食事や飲酒喫煙なども関係します。

紫外線による光老化

紫外線は皮膚や肌の老化に大きな影響を及ぼします。紫外線にはコラーゲンやエラスチンの性質を変える性質があり、しわ・たるみ・しみなどの現象をじわじわと引き起こします。紫外線の影響は長年かけて蓄積されるため、加齢に伴って肌の老化が目立ち始めるのです。

ただ、日光を浴びること自体は健康保持のために大切です。室内にこもって日光を避けるのではなく、日傘や日焼け止めで日光に直接当たらないよう対策することをおすすめします。

アンチエイジングサプリの選び方

前述のNMN成分を配合したアンチエイジングサプリは注目を集め、インターネットや通信販売で多数販売されています。サプリを購入する際は、品質や目的に合うかなどの選ぶ基準があれば選びやすいでしょう。以下で、アンチエイジングサプリ選びのポイントを解説します。

成分の純度や配合量をチェック

成分チェックは、サプリ選びにおいて最も重要なポイントです。

以下の項目を基準にしましょう。

・成分の純度
・配合量が表記されているか
・十分な配合量であるか
・添加物は何が使用されているか
・第三者機関の検査などを行っているか

純度や配合量が十分でないものや、余計な添加物が含まれたサプリを摂取すると、期待した効果が得られなかったり、健康被害につながったりします。メーカーの開示情報を購入前に確認しておくことがおすすめです。

GMP認証の有無・製造方法の確認

GMPマークとは、厚生労働省の定めた基準をクリアした工場で製造された商品に付けられるマークです。国内GMP認証工場で製造されたサプリメントにはこのマークが表記され、安全性や品質についての信頼性が担保されます。

成分によっては製造方法の確認も必要です。たとえば、NMNに関しては製造方法が酵母発酵法と化学合成法の2種類あります。酵母発酵法は、NMNの原材料に酵母を与えてNMNを製造する方法です。化学合成法は化学反応を利用してNMNを合成する方法です。化学合成法は生産性が高く安価である反面、合成に使用する化学薬品などの残留が懸念されます。そのため、不純物が混ざりにくい酵母発酵法で製造されている製品のほうが安全です。

継続しやすい価格であるか

アンチエイジングサプリメントは継続して摂取することも大切です。高すぎる製品だと継続が難しく、安すぎる製品だと品質や安全性に疑問が生じます。1日あたりの価格を計算し、複数製品の価格を比較することで、内容と価格のバランスが適切であるかを確認することがおすすめです。

成分のタイプに注意

サプリメントの成分には種類分けがされていることがあるため注意が必要です。

たとえば、NMNにはα-NMNとβ-NMNの2種類の型があります。β-NMNは人の体内に存在する成分で、DNAの修復や細胞の活動に役立つものです。一方、α-NMNについては研究が進んでおらず、詳細や安全性は確認されていません。そのため、NMNサプリを購入する際は、β-NMNが配合されている製品を選ぶ必要があります。

NMN・ウロリチン・レスベラトロールを含むおすすめアンチエイジングサプリ

エイジングケアの役割を持つ成分を含むサプリメントを紹介します。
ここでは、NMN・レスベラトロール・ウロリチンが含まれるアンチエイジングサプリを紹介します。

nonlie NMN10230プラス

公式ホームページ

nonlie NMN10230プラスは、製薬会社と合同で開発され、酵母発酵法で製造されたβ型NMNを使用しています。

nonlie NMN10230プラスの特徴は以下の通りです。

大きな特徴は、医薬品と同等程度の製造・品率管理がされる点と、細かい部分は人の手で製造されている点です。また、企業努力で経費を削減し、2回目以降の価格も低価格で、継続利用しやすい工夫がされています。

公式ホームページ

 

PERFECT NMN 　

公式ホームページ

「PERFECT NMN」は、NMN・レスベラトロール・ウロリチンなどのエイジングケア成分に加え、GABAやプロテオグリカンなどの美容や健康をサポートする成分を配合したサプリメントです。

「PERFECT NMN」の特徴は以下の通りです。

エイジングケア成分を中心として、様々な成分が配合されていることが最大の特徴です。また、GMPよりも厳しい基準をクリアしたcGMP認定工場で製造されており、酵母発酵法が採用されているため、安全性の高いサプリメントです。

公式ホームページ

 

P3（ピースリー）

公式ホームページ

P3（ピースリー）は、YouTuberのヒカルさんが当時飲んでいたサプリメントをもとに開発したサプリメントです。

P3（ピースリー）の特徴は以下の通りです。

「実年齢より若く見える」と言われるヒカルさんですが、化粧品だけでなくサプリメントなどのインナーケアも徹底して行ったおかげだと語っています。様々なサプリメントを試して辿りついたものを愛飲していましたが、若返り成分と言われる「NMN」が含まれるサプリを含め、合計で販売価格が13万円ほどする高価なものでした。

飲みやすさと低価格を実現するため、試作品を何度も作ったりと1年近くかけて完成したのがP3（ピースリー）です。エイジングケアだけでなく、美容や健康に役立つ成分が多数含まれていて、それを手に取りやすい価格で1つのサプリメントで摂取できることが最大の特徴です。

公式ホームページ

 

おすすめのNMNサプリ

ここからはNMNだけを摂りたいという方に向けておすすめのNMNサプリを紹介します。他に飲んでいるサプリメントがあったり、他の成分の影響を受けたくないという方におすすめです。

FIRST SELECT NMN

公式ホームページ

FIRST SELECT NMNは、1日あたり500mgのNMNが配合されている製品です。

以下に特徴をまとめています。

使用されるNMNは不純物の混じりにくい酵母発酵法で製造され、1粒に含まれるNMNが1日に排出されずに活用できる最大摂取量500㎎配合されています。

公式ホームページ

 

Re:bloom（リブルーム）

公式ホームページ

Re:bloomは、美容・健康の両方をケアする成分を配合し、アンチエイジングにピッタリのサプリです。

・国内製造
・NMN純度99.9％
・1日あたり300㎎のNMNを配合
・メロンプラセンタ、コーンセラミド、白キクラゲ多糖体を配合
・健康維持をケアするファイトケミカルの配合
・野菜10種と果物7種の栄養素を配合
・酵母発酵法
・GMP認定国内工場で製造

普段の食事でも摂取する野菜や果物の栄養素が配合されています。また、NMNは、酵母発酵法によって日本国内で製造されたもののみを使用しています。

公式ホームページ

 

まとめ

アンチエイジングサプリには、期待する効果や配合される成分などの違いから、さまざまな製品が存在します。そのため、自分に合った製品を選ぶとき、大いに迷う可能性があります。最近特にアンチエイジング分野で注目を集めているNMNサプリは、NMN純度と配合量・GMP認証工場での製造・酵母発酵法採用・継続できる適性価格、の4点を基準として選ぶことがおすすめです。