エイジングケア効果に注目が集まるNMNですが、自律神経のサポートも期待できることが近年の研究で明らかになってきています。
本記事では、NMNが自律神経のサポートに期待できる理由やおすすめのNMNサプリを紹介します。また、そもそも自立神経とは、自律神経が乱れるとどのような症状が出るのかなどといった疑問を解消する解説も併せて行ってますので是非ご確認ください。
NMNが自律神経のサポートに期待できる理由
ビタミンB3の成分のひとつであるNMNは、体内でNAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)に変換されます。このNAD+が長寿遺伝子と呼ばれるサーチュイン遺伝子を活性化させることが研究によって明らかになっています。
サーチュイン遺伝子は細胞の代謝などの老化に関するプロセスを調整する役割を持ちますが、自律神経の中枢である脳幹に作用することも知られています。
加齢のため衰えてしまった自律神経の調節機能を修復し、改善が期待できるでしょう。
自律神経とは
自律神経の乱れが健康に影響を与えることは、よく知られています。
自律神経とは、交感神経と副交感神経の2つから構成される身体の調整システムのことです。
この2つがバランスよく働くことで、身体の機能を調整します。
ここでは、自律神経とはどのようなものかを詳しく解説します。
交感神経
交感神経とは、身体の活動を活発化させる役割のことです。
活発化させることで、身体には以下のような変化が見られます。
- 呼吸が浅く早くなる
- 心臓の鼓動が速くなる
- 血管が収縮し、血圧が上がる
- 血糖値の上昇
- 排便・排尿の抑制
血液循環を促し筋肉の収縮を増やし、エネルギーを増やす方へ身体をシフトさせ、ストレスへの対応や活動モードへ変化させます。
交感神経が優位になると、首や肩のこりや頭痛(緊張性頭痛)などが発生しやすくなるでしょう。
交感神経へのシフトがストレスによって慢性化してしまうと、常に緊張状態になり前述の症状が出やすくなります。
副交感神経
副交感神経とは、身体をリラックスさせる役割のことです。
休息状態へ促進させることで、身体には以下のような変化が見られます。
- 呼吸が深くなる
- 心臓の鼓動がゆっくりになる
- 血管は弛緩して、血圧が下がる
- 消化の促進
- 排便・排尿の促進
休息状態やリラックスモードとは、身体の力が抜け、深呼吸のような呼吸で脈もゆっくりな状態です。
副交感神経が優位な状態は、休息やリラックスのイメージが強く「よいもの」と思われることが多いでしょう。
ただし、副交感神経が強く働いたり、適度なタイミングでなかったりすると、不調を感じる可能性があります。
自律神経の乱れで起こる症状
交感神経と副交感神経のスイッチが適切なタイミングで入れ替わり作用することで、自律神経が整い、身体を正常に機能させています。
自律神経のバランスは、ストレスや生活習慣の乱れによって崩れやすい状態に陥るでしょう。
自律神経の乱れのために起こる、身体的な症状と精神的な症状をそれぞれ紹介します。
身体的な症状 | 精神的な症状 |
頭痛 | 不安感 |
めまい | うつ |
立ちくらみ | 不眠 |
動悸 | だるさ(倦怠感) |
吐き気 | イライラしやすい |
腹痛 | 集中力の低下 |
下痢 他 | 緊張感の高まり 他 |
自律神経を整える栄養素
NMNの摂取以外で自律神経を整えるためには、関連する栄養素の摂取が欠かせません。
ここでは、自律神経の調節機能を高めるための栄養素を4つ紹介します。
季節の変わり目やなんとなくだるさを感じる時、不眠などの場合に、摂取することがおすすめです。
GABA
GABA(ギャバ)は、γーアミノ酪酸のことで、中枢神経で神経伝達物質として働くアミノ酸の一種です。
神経の高ぶりを抑制する働きがあり、心をリラックスさせる作用が期待できます。
その他に、アドレナリンの分泌を抑える効果で、自律神経のバランスを調整します。
GABAの1日摂取目安量は成人で約30mgと言われていて、GABAを多く含む食べ物は、以下の通りです。
- 発芽玄米
- トマト
- なす
- じゃがいも
- かぼちゃ
- キムチ
- 味噌
- しょうゆ など
トリプトファン
トリプトファンは、セロトニンを増やす作用のある体内で合成できない「必須アミノ酸」の一種です。
セロトニンは「幸せホルモン」と呼ばれ、ストレスの抑制やリラックスを促し、自律神経の調節に役立つ三大神経伝達物質のひとつです。そのため、トリプトファンを体内に取り入れることで、精神の安定や不眠の解消などに役立つでしょう。
トリプトファンを多く含む食べ物は、次のようなものがあります。
- カツオ
- レバー
- マグロの赤身
- バナナ
- 乳製品
- 大豆製品 など
ビタミンB群
ビタミンB群はアミノ酸の代謝を助け、神経伝達物質の合成に関与します。
その中でも特にビタミンB6とB12を含む食べ物の摂取がおすすめです。
ビタミンB6は、セロトニンやGABAの生成に関与するため、トリプトファンと一緒の摂取が望ましい成分です。ビタミンB12は、神経細胞膜や構成をサポートする役割を持っています。
ビタミンB群は、たんぱく質が豊富な食材に多く、以下のような食材に含まれます。
- カツオ
- レバー
- マグロの赤身
- バナナ など
ビタミンC
ビタミンCは、ストレスがかかると体内で消耗されやすい成分のため、不足すると疲労を感じやすくなります。
抗ストレスホルモンのドーパミンやアドレナリンの合成に関わり、体内合成ができないビタミンのため、積極的な摂取が必要です。また、加熱によって壊れやすい特徴もあり、生で食べられる食べ物で摂取するとよいでしょう。
ビタミンCを多く含む食べ物は、以下の通りです。
- アセロラ
- オレンジ
- パプリカ
- ブロッコリー
- キウイフルーツ
- いちご など
おすすめのNMNサプリ
NMNは自律神経のサポートや睡眠の質向上に役立つ物質です。
NMNは体内でも生成できる物質である一方、生成量は加齢によって減少するため、日々補う必要があります。食事からの摂取だと十分な量の摂取が困難となるため、サプリメントを利用して効率よく摂取しましょう。
NMNサプリを選ぶ際には、「安全で効果があるもの」をチェックしてみてください。
サプリメントを選ぶ際に、注目したい点は以下の通りです。
- GMP認証工場での製造かどうか
- 1粒あたりのNMN配合量
- 1日あたりの価格
- NMNの製法が酵母発酵法かどうか
これらの項目をクリアできるおすすめのNMNサプリは以下の6つです。
商品名 | 1日あたりのNMN量 | 価格 | 生産国 |
nonlie | 330mg | 初回4,980円
2回目以降5,800円 |
日本 |
FIRST SELECT NMN | 500mg | 初回4,980円
2回目以降6,980円 |
日本 |
PERFECT NMN | 507mg | 初回6,800円
2回目以降13,800円 |
日本 |
P3(ピースリー) | 300mg | 初回8,424円
2回目以降12,636円 |
日本 |
5つのチカラ極DX | 250mg | 初回6,980円
2回目以降7,800円 |
日本 |
SOPHIA lab NMN9000 | 300mg | 初回8,980円
2回目以降16,200円 |
日本 |
Re:bloom(リブルーム) | 300mg | 初回3,980円
2回目以降6,980円 |
日本 |
〇NMNを継続的に摂取して、効果を実感したい方
「nonlie」や「FIRST SLECT NMN」がおすすめです。
〇NMNだけでなく、美容ケアなどを複合的に体感したい方
「PERFECT NMN」や「P3」がおすすめです。
商品の詳しい情報は、以下のURLで確認しましょう。
「本物のおすすめNMNサプリ7選|注目される理由や選び方を紹介」
まとめ
自律神経が乱れると、不眠・うつ・不安感などのメンタル面での不調や頭痛・めまい・動悸などの身体的な症状が強く出てしまうことにつながります。
NMNは、自律神経を整えたり、睡眠の質を改善するのに役立つ物質です。
体調や睡眠に不安を感じる前から摂取し、自律神経のサポートを意識しておきましょう。