てっぺんハゲの原因と治し方は？簡単なセルフチェックと対策

てっぺんハゲに悩んでいる場合、オフィスワークや外出時に気まずく感じることがあるかもしれません。

てっぺんハゲの原因は、生活習慣、遺伝、頭皮トラブルなどが挙げられます。特に、つむじ周辺の薄毛は、ヘアサイクルの乱れが原因であることが多いです。

そのてっぺんハゲがAGAであれば、治療薬を用いて改善することも十分に可能です。

この記事では、てっぺんハゲのメカニズム、セルフチェック法、具体的な5つのおすすめ対策や治療法を解説します。

つむじハゲとてっぺんハゲは同じ？

つむじハゲとてっぺんハゲは、頭頂部に見られる薄毛を意味し、本質的には同じです。

「てっぺんハゲ」とは次のような状態を指します。

頭頂部の皮膚が透けて見える 頭皮が赤い、茶色い つむじの流れがおかしい 頭頂部に産毛が多い

言葉の表現が異なるだけで同じつむじの薄毛や抜け毛を指しています。

てっぺんハゲは若くてもなる脱毛症なのか？

若い方でもてっぺんハゲになる可能性は十分にあります。

てっぺんハゲの人を想像すると、多くは中年男性をイメージするかもしれませんが、10代から20代でも起こる可能性があり、注意が必要です。

原因としては、髪の栄養不足やAGA、遺伝などが挙げられます。

特に、両親や祖父母からの遺伝によるてっぺんハゲは、そうでない人と比べて薄毛のリスクが高いです。

てっぺんハゲのメカニズムとは？

頭頂部がハゲるメカニズムには、ヘアサイクル（毛周期）の乱れが関係しています。これは、頭頂部のヘアサイクルが乱れやすいことが要因の一つです。

以下は、ヘアサイクル・毛周期の流れです。

成長期	髪の毛が生える時期
退行期	髪の毛が抜けていく時期
休止期	一時的に生えない時期

人間の成長リズムが子供から成人、老人になるのと同じように、髪にも成長の周期があります。

つまり、毛髪が本来の成長リズムを失い、てっぺんハゲになっている可能性があります。

てっぺんハゲのセルフチェック方法

てっぺんハゲのセルフチェック方法は次の4つです。

1. 頭頂部の頭皮が透けて見える
2. 頭皮が赤いor茶色い
3. 髪の毛が細くてフワフワしている
4. つむじの渦が見えない

上記いずれのつむじの違和感も鏡やスマホのカメラで確認できます。

てっぺんハゲが気になる方は、各項目を細かくチェックしてみましょう。

1.頭頂部の頭皮が透けて見える

つむじの皮膚が透けて見える場合、それはてっぺんハゲの前兆と考えられます。

なぜなら、頭頂部で脱毛症が発症すると髪が細く短くなり、密度が薄くなって皮膚が透けて見えるからです。

正常なつむじの髪の毛は、渦の中心のみが透けています。

したがって、つむじ周辺の広い範囲で皮膚が透けている場合、それはつむじの薄毛を意味します。

2.頭皮が赤いor茶色い

頭皮が赤または茶色い状態は、てっぺんハゲの前兆といえます。

赤みがあるのは、炎症や頭皮の乾燥が原因かもしれません。

実際、健康な頭皮を見比べると、健康的な頭皮は白または青白い色が正常です。そのため、頭皮に赤みが見られる場合、それは前兆の一つといえるでしょう。

茶色い場合は、皮膚のターンオーバーが滞り、老廃物が溜まっている可能性があります。

これらは頭皮の不調のサインなので、早めに対処しましょう。

3.髪の毛が細くてフワフワしている

頭頂部の髪の毛が産毛のようにフワフワしている場合、てっぺんハゲの可能性が高いです。

これは、ヘアサイクルに異常が生じ、本来太く長いはずの髪が未成熟のまま抜け落ちるためです。

特に、産毛が頭頂部に集中している場合、成長期を迎えずに抜け落ちる髪が増え続けるため、てっぺんハゲが進行していると考えられます。

その原因がAGAだった場合は治療でしか改善を見込めないので、早めにAGAクリニックで無料診察を受けることをおすすめします。

おすすめのオンラインAGAクリニックは以下です。

＼まずは無料診断を予約！／
オンラインAGAクリニック3選

※予防プラン：抜け毛を予防することを目的としたプラン

※発毛プラン：抜け毛を予防しつつ発毛を目的としたプラン

※₁キャンペーン適用料金、らくらく定期便12ヶ月ごとを選択した場合に適用

※₂診療件数は2022年4月1日〜2024年1月31日におけるオンライン診療受診サービス「DMMオンラインクリニック」を利用したオンライン診療の実績(お薬の発送実績を含む)診療は提携先医療機関が行います。

4.つむじの渦がみえない

正常なつむじは、きれいな渦を巻いており、右回りまたは左回りに渦を巻いています。

しかし、頭頂部の薄毛が進行すると、髪が細く短くなり、渦を描けなくなります。

その結果、左回りか右回りの渦なのかがはっきりしなくなります。

てっぺんハゲの4つの原因

てっぺんハゲには、以下の原因が考えられます。

• 遺伝
• 頭皮トラブル
• AGA
• 生活習慣の乱れ

それぞれの項目について説明します。

遺伝

若い頃から頭頂部の薄毛に悩んでいる方は、遺伝性のAGAを発症している可能性があります。

これは、てっぺんハゲの家族がいる場合、子孫にも薄毛が遺伝しやすいためです。

国立大学法人岩手大学が行った男性ホルモンシグナルの研究では「男性ホルモンレセプターと脱毛因子の結合から複合体が形成され、ターゲットの遺伝子に転写される」と明らかになっています。

また、男性ホルモンレセプターの感受性が高いほど、脱毛因子との結び付きが強くなるとされています。以下は解説画像です。

したがって、両親にてっぺんハゲの方がいれば、そうでない人と比べAGAのリスクが高いです。

ただし、遺伝だけで必ずハゲるわけではありません。両親や祖父母が薄毛であれば、早めの予防策を講じることをおすすめします。

頭皮トラブル

頭皮トラブルの多さは、頭頂部の薄毛と関連があります。これは、洗いすぎによる皮脂の過剰分泌や細菌の感染によって薄毛が進行するからです。

例えば、つむじ周辺がベタついて毛穴が詰まると、毛髪に血液や栄養が行き渡らなくなります。これが続くと、つむじ周辺の密度が徐々に薄くなります。

頭皮の炎症（脂漏性皮膚炎など）は、脂漏性脱毛症のリスクも高めます。

そのため、つむじ周辺の頭皮トラブルは、てっぺんハゲの前兆とも考えられます。

>>頭皮の脂を取る方法

AGA

AGA（男性型脱毛症）が原因であるてっぺんハゲも考えられます。これはAGAによってヘアサイクルが乱れる可能性があるからです。

AGAはテストステロンと5αリダクターゼ酵素の結合から生じます。以下はAGA発症の流れを解説したものです。

また、以下の症状はAGAの兆候であるため、注意が必要です。

髪の毛が頭頂部に向かって後退している つむじの抜け毛が増えている 若い頃からつむじ周辺の皮膚が透けている

AGAの治療には脱毛因子を阻害するAGA治療薬が必要です。

自力で解決できない脱毛症のため、早めに医師に相談することをおすすめします。

>>安いオンラインAGAクリニックおすすめ12選

生活習慣の乱れ

てっぺんはげは、普段の生活習慣の乱れから起こることがあります。髪にマイナスな習慣を続けていると血行不良や栄養不足に陥るためです。

髪は血余（けつよ）とも呼ばれ、体内の血液から栄養を運んで生成しますが、育毛に悪い習慣があると血液の流れが悪くなり、栄養不足になります。

つまり、生活習慣は育毛環境の健康度を伝えるバロメーターです。

日常生活を振り返って悪習慣を発見したら、できる限り改善するように心掛けましょう。

生活習慣	育毛への悪影響
喫煙	血行不良、ビタミンCの破壊
不規則な食生活	栄養不足、ホルモンバランスの乱れ
睡眠不足	成長ホルモンが分泌されない
過剰なアルコール摂取	アルコール分解に栄養素を配分
過度なダイエット	栄養不足、ストレス増加
頭皮の清潔不足	皮脂汚れによる毛根の詰まり、細菌に感染

てっぺんハゲの隠し方4選

てっぺんハゲが判明した場合、「後ろから誰かに見られたくない」という気持ちが先行するかもしれません。

そのような不安をすぐに解消するためには、治療前にてっぺんハゲを隠すことをおすすめします。

頭頂部を隠せる方法は以下の通りです。

増毛パウダーを使用する 帽子をかぶる ウィッグやエクステを使う 髪型を変える

詳しくは、頭頂部の薄毛を隠す方法とおすすめの髪型のページで解説しているので、参考にしてください。

てっぺんハゲの5つの対策

つむじの薄毛が進行した結果がてっぺんハゲです。

てっぺんはげの原因は、遺伝、生活習慣、AGAなどがあり、以下の対策がおすすめです。

• 早期発見が重要
• 生活習慣を見直す
• ストレス解消
• シャンプーの見直し
• 頭皮マッサージ

それぞれ解説します。

早期発見が重要

まずはてっぺんハゲの早期発見が重要です。

なぜなら、進行性の脱毛症だった場合、気付くのが遅れると改善に時間がかかるからです。

頭頂部の薄毛を早く見つければ、早く悩みを解消できる可能性があり、治療の選択肢も広がります。

その結果、時間や治療費を節約できるため、薄毛の早期発見を心がけてください。

生活習慣を見直す

生活習慣の見直しを行いましょう。

一つひとつの習慣が育毛にとってプラスになるように、以下の見直し例を参考にしてみてください。

特に、食事での栄養摂取は育毛において非常に重要です。

喫煙や飲酒がやめられない方は、少しずつ回数を減らすことから始めると良いでしょう。

ストレス解消

「ストレスの原因から距離をとる」ことが大切です。

日常を振り返り、ストレスを与える原因を特定し、距離をとるようにしましょう。

好きな趣味に没頭して気持ちを切り替える「休日ルーティン」を用意することもおすすめです。

>>ストレスでハゲるのか を解説

シャンプーの見直し

シャンプーは肌質に適したものを選びましょう。頭皮が脂性肌か乾燥肌かによって、選ぶべき商品が異なるからです。

脂っぽい頭皮には洗浄力の強いシャンプーが適していますが、刺激が強すぎる場合があるため注意が必要です。

乾燥した頭皮にはアミノ酸やベタイン系の低刺激なシャンプーが適しています。

例えば、脂性肌に洗浄力の弱いシャンプーを使うと、髪のベタつきが残りやすく、毛穴詰まりも起こりやすくなります。

一方、乾燥肌に洗浄力の強いシャンプーを使うと、皮脂のバリア機能が低下し、雑菌に感染しやすくなります。

そのため、シャンプーと頭皮の相性は大切な要素です。

頭皮マッサージ

頭皮マッサージは、頭皮の血行を良くすることからてっぺんハゲの方におすすめです。

頭皮が固くなると血行が悪くなるため、定期的なマッサージを行いましょう。

頭皮マッサージの手順は以下の通りです。

1. マッサージ：指の腹で円を描くように軽く押していく
2. 指圧をかける：両手の指でつまんで引っ張り、血行を促進する
3. 仕上げ：軽く頭皮を叩いて刺激する

てっぺんはげの治療法

最後に、前半で紹介した原因への治療法について説明します。

原因に対する対策と合わせて、治療を検討しましょう。

てっぺんハゲの治療法は以下の通りです。

• AGA治療薬
• メソセラピー

それぞれの項目について解説します。

AGA治療薬

AGAは専用の治療薬で治療されます。

薬のタイプは主に2種類に分かれます。

外用薬

外用薬は発毛を促す成分を頭皮に塗布します。

つむじの薄毛にはミノキシジル外用薬が用いられ、日本皮膚科学会から推奨されている信頼性の高い治療薬です。

内服薬

内服薬によるAGA治療では、「守り」と「攻め」の薬があります。

タイプ	薬名	効果
守り系	フィナステリド	5αリダクターゼの阻害
守り系	デュタステリド	5αリダクターゼ（Ⅰ型・Ⅱ型）の阻害
攻め系	ミノキシジル	血管の拡張と髪の成長因子の増加

このように、攻守の違いを利用してAGAを治療することが特徴です。

脱毛因子の阻害、血行改善、毛母細胞の活性化など、複数のアプローチで薄毛の悩みを解決します。

メソセラピー

メソセラピーは注入療法とも呼ばれ、成長因子を注射で投与する治療法です。

注入時は患者のニーズや頭皮の状態に合わせて調整されるため、個別のアプローチが可能です。

皮膚に直接栄養素や有効成分を注入することで、肌の再生や髪質の改善などの美容上のメリットがあります。

てっぺんハゲに関するよくある質問集

てっぺんハゲに関して、よくある質問にQ&A形式で回答します。

Q.親がてっぺんハゲです。私は将来ハゲますか？

遺伝と薄毛の関連があるため、親がてっぺんハゲである場合、将来ハゲる可能性があるといえます。

頭皮環境を整えるために、バランスの良い栄養摂取やストレス対策など、今からできることを実践しましょう。

Q.女性もてっぺんがハゲることはある？

女性でもてっぺんハゲになる可能性があります。

FAGA（女性型脱毛症）や円形脱毛症が多いとされています。

Q.頭頂部の自毛植毛は可能？

頭頂部の自毛植毛は可能ですが、頭頂部のハゲは範囲が広いため、必要な本数が多く、費用が高くなります。

中途半端な毛量では全体的に違和感が出やすく、植毛の難易度が高いとされています。

てっぺんハゲでお悩みの方はクリニックに相談

てっぺんハゲはAGAの可能性が高いため、早期発見が非常に重要です。

脱毛症を放置すると、つむじの薄毛が重症化する可能性があることを念頭に置いてください。

今回提案している生活習慣の見直し、ストレス解消、シャンプーの見直しといったアプローチは頭皮環境を整えることに寄与しますが、AGAの場合は専用の治療法が必要です。

すでに頭皮が透けて見えたり、つむじ周辺の毛髪が産毛のような場合は、一人で悩まず医師に相談しましょう。