ハゲ始めのサイン・前兆とは？セルフチェックと薄毛の予防対策

ハゲ始めのサインには、抜け毛の増加、おでこの後退など、髪のボリュームダウンと外見への違和感があります。

かゆみ、炎症、大量のフケなどの頭皮トラブルも、ハゲる前兆の判断材料の1つです。

今回の記事では、ハゲ始めのサインについて解説します。具体的な4つの予防策にも触れていますので、将来のハゲに対策しておきたい方は、最後までお読みください。

ハゲ始めの7つのサインとは？

ハゲ始めのサインには、抜け毛の増加、おでこの後退など、髪のボリュームダウンと外見への違和感があります。

以下の7つのサインのなかから、1つでも項目に当てはまる方は、薄毛リスクがあるのでチェックしておきましょう。

1. 抜け毛の量が増える
2. ヘアセットしにくい
3. おでこの後退
4. つむじの毛が薄い
5. 頭皮のかゆみや赤み
6. 大量のフケが出る
7. 頭皮が硬い
8. 急に髪がぺったんこになった

それぞれの項目について解説します。

1.抜け毛の量が増える

抜け毛の本数は、ハゲ始めのサインとしてチェックすべきポイントです。なぜなら、髪の毛はヘアサイクルに従って日々生え変わり続けているからです。

一本一本を正確に数えるのは困難ですが、毎日100本以上抜けている方は、薄毛のリスクが潜んでいるといえます。

一般的に1日50～100本程度の抜け毛は、正常な範囲といわれています。

寝起きの際やシャンプー中などのシチュエーションで、どれくらいの抜け毛が出ているのかをチェックしてみましょう。

2.ヘアセットしにくい

ヘアサイクルが乱れると、髪が未成長な細く短い髪になり、ヘアセットが難しくなります。

未成長な髪になると、普段使っている整髪料ではセットできないことも。

ワックスの重みで髪がへたる セットしたヘアスタイルが崩れやすい セット中に髪がよく抜ける

上記のようなの変化がある方は、ハゲ始めのサインといえます。

3.おでこの後退

おでこの後退は、外見的に分かりやすいハゲ始めのサインの1つです。

特に、おでこの後退はAGA（男性型脱毛症）の兆候に多く、男性ホルモンや遺伝などが原因で抜け毛が増えている状態といえます。

そのため、以前よりもおでこが広く感じている方は、ハゲ始めのサインと捉えてクリニックに相談することをおすすめします。

進行性の脱毛症の場合は、進行ステージが重度であるほど早めの薄毛対策が必要です。

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※予防プラン：抜け毛を予防することを目的としたプラン

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※₁診療件数は2022年4月1日〜2024年1月31日におけるオンライン診療受診サービス「DMMオンラインクリニック」を利用したオンライン診療の実績(お薬の発送実績を含む)診療は提携先医療機関が行います。

4.つむじの毛が薄い

頭頂部のつむじが少なくなるのは、男女ともに見られるハゲ始めのサインです。

男性の場合は、AGAを発症していると生え際とつむじが薄くなる可能性があります。

重いケースでは、おでこから頭頂部にまで薄毛が進行する場合も。

一方で女性は、FAGA（女性男性型脱毛症）と呼ばれており、頭頂部を中心にして髪が透けて見えてきます。

特にロングヘアの方は、分け目が強調されるため顕著です。

ただ、頭頂部のため主観では気が付きにくいので手鏡を使い、以下のポイントをチェックしましょう。

地肌の透け感 つむじの向きのバラつき 他の部位よりも髪のコントラストが薄い

このように、つむじのボリュームが透けて見えるのは、ハゲ始めのサインのため注意が必要です。

5.頭皮のかゆみや赤み

頭皮のかゆみや赤みは、なんらかの頭皮トラブルを引き起こしています。

「かゆみ」は頭皮の乾燥や刺激で、「赤み」は頭皮の炎症や脂漏性皮膚炎（しろうせいひふえん）を起こしている可能性があります。

これらは、ハゲ始めのサインになるため早めに対処しましょう。

脂漏性皮膚炎を放置すると、脂漏性脱毛症に発展するため注意が必要です。

念のためクリニックや皮膚科を受診しておくことをおすすめします。

6.大量のフケが出る

大量のフケは、頭皮環境が乱れているサインの1つです。なぜならフケは、頭皮の角質が剥がれ落ちたもので、頭皮の乾燥中に増えるからです。

頭皮が乾燥していると、小さな刺激に敏感になり炎症を起こしやすくなります。

その結果、抜け毛が増えやすくなるため、大量のフケが出ていたら要注意です。

7.頭皮が硬い

頭皮の硬さは、血行不良が原因です。頭皮の血液の流が悪いと十分な栄養が髪や頭皮に届きにくくなります。

頭皮のチェック方法は、サッカーボールを両手で持つ感覚で頭部に手をそえてください。

そのまま指を動かして、頭皮が動きにくいなら「頭皮が硬い」といえます。

8.急に髪がぺったんこになった

以前よりも髪がぺったんこになり、ボリュームが出ないという場合は要注意です。

髪がぺったんこになる原因は、頭皮や髪のダメージの蓄積、ストレスなどと様々ですが、AGAがすでに発症している可能性があります。

日本人はどのくらいの確率でハゲる？

男性の薄毛で多いのはAGAで、「全年齢の平均で約30%」というデータがあります。年齢別のデータでは、以下のようになっています。

20代	約10%
30代	約20%
40代	約30%
50代	約40%

参照元：日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版」

このように、年齢を重ねるごとに上昇傾向にあり、日本の20～30代の成人男性の3割が薄毛に悩んでいることが分かります。

40～50代の方が確率が高いのは明白ですが、「若いからハゲない」という考えは間違いです。

ここまでで述べたハゲ始めのサインが少しでも見られる方は、対策や治療を早めに講じておく必要があります。

ハゲ始めかセルフチェックする方法

ハゲ始めのサインは、ご自身でもある程度セルフチェック可能です。

以下リストのなかで複数当てはまる方は、薄毛に注意する必要があります。

• 前髪の生え際が後退してきたか
• 抜け毛の毛根に膨らみがあるか
• 頭皮環境が悪化しているか
• 髪質が変化したか

当てはまる数が多いほど、早めの対策や治療が必要です。

前髪の生え際が後退してきたか

ハゲ始めのサインで最も顕著なのが、前髪の生え際の後退です。その理由は、おでこの後退はAGAの症状の1つだからです。

以前よりも、左右の生え際が剃り込みラインと並んでいる、あるいは超えて後退している場合は、薄毛が進行しているといえるでしょう。

具体的なセルフチェックの方法として、「昔と今の写真を見比べる」と分かりやすいです。

脱毛症が進行しているほど生え際が後退していくため、早めにクリニックを受診することをおすすめします。

>>前髪の分け目がハゲてきた

抜け毛の毛根に膨らみがあるか

抜け毛の毛根をチェックしてみましょう。なぜなら、毛根部分が膨らんでいるものは、ヘアサイクルが正常と判別できるからです。

しかし、毛根の膨らみがない場合は、ヘアサイクルが乱れているという判断材料になります。

大抵は、ネガティブな抜け毛を示唆しているため、早めにクリニックに相談しておくと安心です。

頭皮環境が悪化しているか

頭皮環境の悪化は、ハゲ始めのサインの1つです。

頭皮が乾燥しすぎていたり、皮脂でベタついていたりすると、フケや角栓が毛穴に詰まり抜け毛を誘発します。

他にも、頭皮にかゆみや赤み、湿疹を伴っていると「脂漏性皮膚炎」が発症していることが考えられます。最悪、脂漏性脱毛症にまで発展するため注意しましょう。

このように頭皮環境の変化は、ハゲ始めのサインに気付けるバロメーターの1つなのです。

>>>頭皮の脂を取る方法

髪質が変化したか

ヘアサイクルが乱れていると髪は、細くて短いものに成長します。

具体的には、以下のように髪質が変化していると要注意です。

髪の毛が以前より柔らかい 地肌が見えるようになった 髪にコシやハリがない 以前よりボリュームが減った

髪が細くなるほど、日常で使用していたスタイリング剤が合わずに、ヘアスタイルをキープできなくなります。

このように、以前のヘアスタイルを維持できない状態は1つの抜け毛のサインといえるでしょう。

複数当てはまる方は若ハゲに注意

若い方がハゲる原因に、AGAが挙げられます。AGAは、男性ホルモンが変化した「ジヒドロテストステロン」が原因になる進行性の脱毛症です。

これにストレスや日々の睡眠不足などが重なると、薄毛を加速させる一因となるため注意が必要です。

特に、現状でハゲ始めのサインがいくつか見られる方は、若ハゲになるスピードが加速する恐れがあります。

ハゲ始めのサインが表面化している方は、早い段階から対策をしておくのがよいでしょう。

ハゲやすい人の特徴

ハゲやすい人には以下の特徴があります。

• 薄毛の父母・祖父母がいる
• 生活習慣が乱れている
• 頭皮トラブルがある

それぞれの項目について詳しく説明します。

薄毛の父母・祖父母がいる

遺伝と薄毛は関わりが強く、父母や祖父母に薄毛の方がいると、子供や孫にも遺伝しやすいことが判明しています。

主な原因は、「男性ホルモンレセプターの感受性」と、脱毛ホルモンの「ジヒドロテストステロン」が関与しています。

この男性ホルモンレセプターがジヒドロテストステロンを感知すると、脱毛因子が増加していき抜け毛が増えてしまうのです。

実際に、男性ホルモンの研究において、男性ホルモンレセプターと脱毛因子が結合することで複合体が形成されていき、標的の遺伝子に転写されることが分かっています。

そのため、遺伝で確実にハゲるとはいえませんが、家族に薄毛がいない方と比べると薄毛の可能性は高いといえるでしょう。

生活習慣が乱れている

乱れた生活習慣は、薄毛リスクを高める原因の1つです。

いわゆる「不健康な生活」を続けていると、以下の薄毛リスクが生じます。

睡眠不足	成長ホルモンがでなくなる 自律神経の乱れ
食生活の乱れ	髪に必要な栄養素が不足 皮脂の過剰分泌
甘いものばかり食べる	糖化による老化促進
アルコールの過剰摂取	髪の生成に必要なアミノ酸を分解

悪習慣が重なるにつれて、育毛が困難な環境を作り出してしまうため注意が必要です。

頭皮トラブルがある

かゆみや赤み、フケなどの頭皮トラブルを抱えていると、薄毛の規模が大きくなることがあります。

頭皮トラブルは、シャンプーやヘアケア用品と相性が悪い場合に起こりやすいです。

シャンプーには化粧品と医薬部外品（薬用シャンプー）がありますが、医薬部外品を使っているからといって安心してはいけません。

医薬部外品のシャンプーは全ての成分を表示する義務はないため、表記されていない成分が含まれていることを覚えておきましょう。

頭皮トラブルの原因の1つとして、ほかには、紫外線やストレスからのものが考えられます。

このように頭皮トラブルは薄毛の前兆ととれるため、薄毛リスクのバロメーターになります。

【20代向け】ハゲづらくするための予防対策

ハゲるサインを知って未来が不安に感じた方は、予防線を張っておきましょう。

以下に紹介している毛髪ホルモン量測定キットの使用や、生活習慣の改善は重要です。

あわせて、ストレス解消やヘアケアを見直すと予防しやすくなるでしょう。

詳しく説明します。

AGAのリスクを予測【毛髪ホルモン量測定キット】

日本人男性の約30%の方がAGAを発症しているといわれていますが、ある程度進行してから気付くケースでは、治療費がかさむ可能性があります。

そのため、少しでも早く薄毛のサインに気付けるように「毛髪ホルモン量測定キット」の活用が有効です。

このキットは、自宅で毛髪内のホルモン値の測定を行い、AGAリスクを4段階評価してくれます。

少しでも頭皮環境に好ましくない兆候がある方は、検討してみるとよいでしょう。

生活習慣の改善

生活を振り返り育毛を妨げる要因があるなら、事前に習慣を矯正することが大切です。

特に、以下のような生活習慣の一つひとつを見直すとよいでしょう。

特に食事は、髪の基礎工事に欠かせない栄養素を摂取するため、栄養バランスに配慮した食生活にシフトしていきましょう。

お酒が好きな方は、深酒や寝酒は極力避けてください。髪の生成をサポートするアミノ酸をアルコール分解に配分してしまうためです。

ストレス解消

ストレスから自律神経のバランスが崩れると、血流の悪化から頭皮に栄養素が届きにくくなります。

その結果、ヘアサイクルが乱れてしまうため注意が必要です。

ストレス解消になる趣味は、自律神経のバランスを整えてくれます。

休日にストレス解消用のルーティンを考えて、上手にストレスを発散しましょう。

>>>ストレスでハゲる？脱毛症の種類やメカニズム・改善方法

ヘアケアを見直す

頭皮のフケやかゆみ、髪のベタつきが気になる場合は、ヘアケアを見直しましょう。

シャンプーの刺激が強い、ブラッシングや洗髪のやり方など、なんらかの問題点がある可能性があります。

おすすめのシャンプーのやり方として、シャンプー前にお湯で予洗いし、しっかりと泡立て、マッサージするように頭皮の毛穴に詰まった汚れを押し流すようにすると効果的です。

薄毛と判明した場合の解決策

薄毛診断の結果として、薄毛と判明した場合は、以下の解決策で早めに対処していきましょう。

オンライン診療

オンライン診療は、アプリ通話やビデオ通話をとおして医師の診察を受けられる方法です。

多くのAGAクリニックでは、診察は無料で行っており、自分に合った治療薬（ミノタブ、フィナステリド、デュタステリドなど）や副作用についても説明してくれます。

診察完了後は、自宅や指定したコンビニなどに薄毛の治療薬が届きます。

PCかスマホを持っていて、仕事や家庭の問題で通院時間の確保が困難な方は、オンライン診療が適しているでしょう。

コスパを重視したオンライン診療に対応しているAGAクリニックはこちらの記事にまとめて紹介しています。

自己判断の薄毛対策には要注意

いくつかのハゲ始めのサインが重なるのは、薄毛リスクが高まっている状態です。

自己判断で「生活習慣や食生活を変えれば大丈夫！」と気を抜かずに、一度専門の医師に相談しておきましょう。

万が一、AGAのような進行性の脱毛症だった場合は、専用の治療法が必要です。

一人で悩まずに、早めにハゲ始めのサインをキャッチして治していきましょう。

ハゲ始めのサインに関する質問集

ハゲ始めのサインに関する質問をQ&A形式で回答します。

毛量とハゲの関係性や、ハゲる平均年齢などハゲ始めのサインに関する知見が深まります。

それに関する知識について理解を深めたうえで、薄毛治療を検討しましょう。

Q.毛量が多い人はハゲやすいの？

髪のボリュームの多さが、ハゲやすさの判断基準にはなりません。

薄毛は、遺伝や栄養摂取、ストレスの量など、さまざまな要因が重なり起きるものです。

「毛量が多い人が髪をカットしてシルエットが変わった」という、認知の変化から生じている可能性があるので、毛量の問題でハゲているわけではありません。

Q.ハゲない人はどんな髪質？

髪質のみでは、薄毛リスクの判断は難しいです。

髪が極端に細い、整髪料でセットしても崩れやすいなど、髪の状態変化を観察することが重要です。

Q.ハゲる平均年齢は？

ホットペッパービューティーの調査によると、男性の薄毛が気になり始める平均年齢は38.1歳、女性の場合は、41.9歳です。

ただ、年齢に関係なく、ハゲないという保証はありません。遺伝や生活習慣などが原因で薄毛の進行が加速することがあります。

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